| 紫外線による健康障害に関連して、子供の日光浴が問題視されている。しかし、過度に神経質になると、「もやしっ子」にもなりかねない。適切な対応は− ● 皮膚がんなど起こす 東邦大学医学部付属大橋病院(東京都)皮膚科の斉藤隆三教授は、紫外線の害について次のように話す。 「地球上の生物にとって太陽光は欠かせませんが、紫外線は波長が短いほど遺伝子を傷つけるなど、障害を起こしやすいのです」 その結果、老化を早めたり、しわや染みを作ったりするだけでなく、皮膚がんや白内障の原因にもなる。こうした波長の短い紫外線は、オゾン層の破壊によって、地上に届きやすくなっている。 特に、屋外での活動が多い子供の場合、幼いうちからの予防が重視され、「午前10時から午後2時の日光浴を制限するよう」家庭などに呼び掛けている国もある。 日本でも、母子手帳から日光浴に関する項目が削除されたが、子供が屋内に閉じこもってばかりいては、心身の発育に問題が生じてくる。 「光過敏症など基礎疾患のある子供はもちろん、太陽光に当たると皮膚がすぐ赤くなるような子供は、日光浴には注意が必要です。ただ、そうでない場合は、過度に神経質になるのは感心しません」 通常は、紫外線の強い午前10時ごろから午後2時ごろまでの時間帯の外出を避けるとともに、屋外で遊ぶときには、直射日光を避け、帽子や長袖の衣類を着用する。 このほかに、体の露出部には、紫外線をカットするサンスクリーン剤を使用するなど、日光と上手に付き合うよう、斉藤教授はアドバイスする。 |
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